ある日の事、娘がそのカイコに新しい桑の葉をやろうと、ちょっと目を離したすきに、この家で飼っている白犬が、カイコをパクリと呑み込んでしまったのです。有一天,姑娘打算喂那只蚕吃新的桑叶,可是刚走了个神,家里养的那只白狗就一口把蚕吞进肚子里去了。
「ああ、たった一匹のカイコが……」娘は、その日から仕事を失って、とてもがっかりしました。
“啊,连唯一的一只蚕也……”姑娘从那天开始失去工作了,很是失落。
そんなある日、白犬がしきりにくしゃみをしているので、娘が見てみると、不思議な事に白犬の鼻の穴から、二筋の繭の糸が伸びていたのです。
然后有一天,白狗一直打喷嚏,姑娘看了一下,不可思议的是从白狗的鼻子里抽出了两根蚕丝。
「もしかして、カイコを食べたせいかしら」娘が糸を引っ張ると、糸はどこまでも伸びていきます。
“莫非是因为吃了蚕。”姑娘把蚕丝抽了出来,那蚕丝无限延伸着。
そこでその糸で糸巻きを始めると、娘が一年間に取る事が出来る絹糸と同じ量の絹糸を作る事が出来たのです。
于是就将那蚕丝卷了起来,姑娘卷出来的蚕丝量是以往一年才能取出来的量。